※一般書店での販売はしませんのでご注意下さい 「街の酒屋が将来有望?」 「そんなバカな話しがあるか!」 「いい加減なこというな!」 いいえ、私は本気で言ってます。冗談なんかではありません。 私がこのように言い切るのは、それなりの理由があります。 私は、これまでに酒類卸会社の営業マンとして約20年、そして酒販業向けコンサルタントとして10年、酒販店の現場をこの目で見てきました。 そのときに感じたこと。 それは、「やり方さえ間違っていなければ、酒屋の将来は絶対有望なのに…」ということでした。 どういうことでしょうか? おそらく皆さんは、こう思われたのではないでしょうか。 「将来が有望な酒屋というのは、それなりの有名人気銘柄、入手困難な希少銘柄を 豊富に取り揃え、商品知識も完璧でセラーなどの商品管理も申し分がなく、全国的にも 知名度の高い有名な酒屋のことだろう?うちはそんな銘柄持っていないし立地条件も 最悪、オマケに人口も減少している。そもそもうちは酒屋としての知名度なんて ゼロなので絶対にあてハマらないと思うけど」 じつは、そこが間違っているんです。 そんなことじゃないのです。 どんな銘柄を持つとか、入手困難な人気銘柄を持つとか持たないとかの問題ではないのです。ちょっと頭の中を切り替えていただきたいのです。 そもそも商売というのはどんな商品を持つか?持たないか?で決まるのではありません。 これをお読みのあなたは生き残っている方です。 いっぽうで、廃業していった酒販店(蔵元・酒類卸)も数多くあります。 この違いはなんでしょうか?それはズバリ、 たったこれだけの違いなんです。 いま、生き残っているあなたは、間違いなくお客様から「必要とされている!」ということです。 あなたを必要としているお客様が確実に存在しているからこそ、その地で商売が継続できているわけです。 では、なぜ必要とされているのでしょうか? どこよりも価格が安いから? 同業他店に取り扱いのない入手困難な有名人気希少銘柄を豊富に持っているから? だとしたら、あまりにも悲しくありませんか? 「Aはまぼろしだそうだ」と聞けばAを探し求め、「Bが美味しいらしい」と聞けばBを買い求め、 「Cが人気らしい」と聞けばCを探し、「Dは入手困難らしい」と聞けばなんとしてもDを追い求め、 酒販店はそのたびに銘柄探しに東奔西走するハメになってしまいます。 こうやって銘柄に振り回されることになります。 経営というのは、あなたの店を必要としてくれる人を1人でも多く探すことなんです。 前述したように「この銘柄はおたくにしか取り扱いがないから」「この辺で一番安いから」という理由で必要とされても、他に人気の銘柄、さらに安い価格の店ができたら、そっちへ逃げられてしまうのは当たり前です。 では、どうすればあなたを必要としてくれる人を探すことができるのでしょうか? じつはごく簡単な手法があります。 これを実践すれば間違いなく、今すぐにでも人気銘柄や価格に振り回されることなく、「あなたを必要とする人」を探すことができます。 「値段が少々高くてもいい!」「銘柄なんか気にしない!」「アナタが勧める酒なら何でもいい!」このように思われるためのヒントがあるのです。 どういうこと? はい、その手法とノウハウをわかりやすく、現場事例をあげながら書上げた本が、じつはこの新刊です。20年におよぶ酒類卸問屋での営業経験、また10年間に培った酒販業向けのコンサルタントとしての活動の中から、数百、数千におよぶ現場で体験した事例の中から私が抜粋して書上げたのが今回の新刊なのです。 この本は「お酒」のことを書いた本ではありません。 あくまで経営、ビジネス、商売への取り組み方、考え方、姿勢について書上げた本です。 それと並行して私がこれまでに酒販店の現場で体験してきた事例も豊富に出しています。 したがいまして、酒販業以外の異業種の経営者でも参考になります。 この本に出てくる「酒」「酒類業界」という言葉を、それぞれの業種業界に置き換えて読んでもらえばわかります。 なぜなら経営の根本は業種業界に関係なく、すべて同じだからです。 この本を読み終えると、これまでの酒類市場がまったく別のものに見えてきます。 そしてみなさんがこれまでに見落としてきたもの、やるべきことをやってこなかったこと、見過ごしてきた重要なものに気付くはずです。 その結果、今後やるべきことが手に取るように明確にわかります。 そして今後あなたが「必要とされるためのヒント」がそこから得られます。 ひとつだけ言えること、それは ということです。 商品知識を習得すれば必要とされるのでしょうか? 利き酒師やワインアドバイザーなどの資格を取得すれば必要とされるのでしょうか? 多くの酒販業経営者がここを混合しています。 もちろん、酒屋商売をやっていく上で商品知識の習得は重要でしょう。利き酒師やワインアドバイザーなどの資格も重要だとは思います。しかし、これらの資格を取得したから必要とされるわけではありません。資格を取得し、知識武装することと、必要とされることはまったく別の問題なのです。 必要とされるためのノウハウと手法を知らないために、その目的が達成できずに その結果、人気銘柄や有名希少銘柄に振り回され、銘柄集めに東奔西走。 気が付いてみると経営は赤字状態…このような修羅場を私は何百回と見てきました。 さあ、頭の中をいちどすべて「リセット」して、この書籍を読まれてみませんか? 難しい論理的な話しや専門用語など、いっさいありません。 非常にわかりやすく、具体的にこれまでの酒販店の現場事例を土台にして書いた本です。 [はじめに] ■第1章 強い業界縦割り意識の弊害 ■第2章 ○○屋!という業種意識の弊害 ■第3章 商品説明の勘違い ■第4章 自分が納得した酒しか売らない! ■第5章 味覚・酒質オンリー主義からの脱却 ■第6章 プライドの厚い壁 ■第7章 専門家になりすぎ ■第8章 イベント開催の勘違い ■第9章 モノの訴求しかしない売り手 ■第10章 学習内容の勘違い ■第11章 「個性的な店」という勘違い ■第12章 伝え方の勘違い ■第13章 専門用語を説明したがる ■第14章 ビジネスの目的設定のミス ■第15章 POPは商品説明という誤解 ■第16章 ファン客育成の勘違い ■第17章 成功事例活用時の勘違い [おわりに]
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